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点検表を挟んだバインダーを持ち、バックホウの前に立つ重機オペレーターのキャラクター
職種図鑑

重機オペレーターの仕事内容と給与。バックホウで掘り、クレーンで資材を吊る仕事

じゅうきオペレーター/建設機械オペレーター 土木の重機・移動式クレーン・解体と処分場の重機
集計 2026年10月5日(掲載求人から自動で集計)監修 高谷 匠

数字で見る重機オペレーター

KENSETSU-Xの掲載求人のうち、職種が重機オペレーターの1,235件を集計しました。

掲載求人
1,235件
うち正社員1,107件
賃金の下限の中央値
24.0万円
真ん中の半分は21.0〜27.0万円
年間休日の中央値
110日
120日以上は25.4%
「未経験」に触れる求人
28%
1,235件中342件
01 TYPES

重機オペレーターの仕事は3つに分かれる。乗る機械と、働く場所が違う

求人票に「重機オペレーター」とあっても、土木の現場で地面を掘るのか、クレーンで資材を吊るのか、解体現場や処分場で廃材を扱うのかは会社で違います。必要な資格も変わるので、応募前にどの機械に乗るのかを聞いておくと、入社後のずれが減ります。

道路工事の現場で、バックホウが溝を掘り、掘った土をダンプトラックの荷台に積んでいる様子

土木の重機

バックホウで地面を掘り、掘った土をダンプに積む。道路や水路、宅地の造成の現場で、丁張り(高さの目印)に合わせて決まった深さまで掘り、埋め戻したあとはローラーで締め固める。

建設現場でアウトリガーを張り出したラフタークレーンが、鉄骨の梁を吊り上げている様子

移動式クレーン

ラフタークレーンなどを現場に据え、鉄骨や資材を吊り上げて決まった場所に下ろす。吊る前に地盤と荷の重さを確かめ、玉掛けをする作業員の合図を見ながら操作する。

廃材の処分場で、つかみ機を付けた重機が木くずと金属くずを分けてつかみ上げている様子

解体と処分場の重機

先端に圧砕機やつかみ機を付けた重機で建物を崩し、出てきた廃材を木くず・金属・コンクリートがらに分ける。会社が持つ処分場で、運び込まれた廃材の選別と積み込みを受け持つ求人もある。

02 A DAY

点検を済ませてから掘り始める。土木の現場の1日の例

よくある流れです。工事の種類や、現場までの距離で前後します。

  1. 会社に出勤作業車にスコップや測量の道具を積み、乗り合いで現場へ向かう
  2. 朝礼・危険予知(KY)活動その日に掘る範囲と、重機が旋回する範囲に人を入れない決まり、誘導員との合図を確認する
  3. 作業開始前の点検ブレーキ、操作レバー、バケットの取り付け部、油漏れを見て、点検表に書き込む
  4. 掘削と積み込み丁張りを見ながら決まった深さまで掘り、土をダンプに積む。手元の作業員が深さを測って声を掛ける
  5. 休憩建設現場は10時と15時に休むのが一般的
  6. 埋め戻しと整地管を据え終えた溝に土を戻し、ローラーで締め固めて平らにならす
  7. 重機の清掃と片付けバケットの泥を落として燃料を入れる。平らな所に止め、バケットを地面に下ろしてキーを抜く
  8. 会社に戻る職長と翌日の作業の範囲と、使う機械を確かめて終わる
道路の舗装では、車の通行を止められる夜に作業することがあります。神奈川の舗装・土木会社では、夜の作業は原則なく、あっても舗装の工事に付随するときだけでした。夜の作業がどれくらいあるかは、応募前に聞いておくと、生活のリズムの見当がつきます。
03 PAY

給与は日給の書き方が約4割。真ん中は月24.0万円前後

求人票に書かれた賃金の下限を、2万円ごとに数えました(1,211件)。

単位:万円(下限)いちばん多いのは20〜22万円(252件)
「日給」が入る 36%それ以外 64%
日給の会社では、雨で掘削や舗装が止まった日はその分が減ります。雪の多い地域では、冬に除雪の重機に乗る会社もあり、除雪に触れる求人は93件あります。面接では、月に何日くらい出られるかと、乗れる機械や資格が増えたときに給与が上がるかを聞いておくと、年収の見当がつきます。
04 HOLIDAYS

年間休日は110日が真ん中。90日未満の求人も14%ある

求人票から年間休日の日数を読み取れた1,194件を、日数ごとに数えました。

単位:日(年間休日)中央値を含む 120日以上(25.4%)
年間休日は、土日をすべて休むだけで104日前後になります。この日数を下回る求人では、土曜か日曜に出る週があります。応募前に、休日欄で土曜と祝日の扱い、年間の日数を確かめてください。「土日」に触れている重機オペレーターの求人は461件あります。
休日と給与が合う重機オペレーターの求人を、担当者に相談する

電話かLINEで30分。費用はかかりません。 会員登録をしておくと、条件に合う求人が届きます。

05 CAREER

乗れる機械を資格で増やしていく。見習いから現場を任されるオペレーターまで

小さな重機の特別教育から始めて、乗れる機械の種類を資格で増やしていきます。どの資格から取るかは、会社が受け持つ工事で変わります。資格取得の支援に触れる求人は35%あります。

見習い
手元や誘導をしながら、小さな重機から乗る

スコップでの手作業や、重機の誘導から入ります。機体重量3トン未満の小さなバックホウに乗るための特別教育を受け、先輩の横で操作を覚えます。

小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育普通自動車免許
オペレーター
大きな重機を任され、一人で掘削と積み込みをする

機体重量3トン以上の重機を現場で動かすための技能講習を受けます。タイヤ式の重機で公道を走るための免許や、クレーンで吊る作業の資格も取ります。

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習大型特殊自動車免許玉掛け技能講習小型移動式クレーン運転技能講習
職長
乗れる機械を増やし、班の段取りを受け持つ

大きなクレーンや解体用の重機に乗れるようにし、どの機械をどの順番で動かすかを決める立場になります。

移動式クレーン運転士免許車両系建設機械(解体用)運転技能講習職長・安全衛生責任者教育
その先
建設機械施工管理技士を取り、現場の技術者か基幹技能者へ

建設機械施工管理技士を取ると、重機を使う工事の施工計画や管理に関われるようになります。登録機械土工基幹技能者として、現場のまとめ役になる道もあります。

建設機械施工管理技士登録機械土工基幹技能者

求人票に出てくる資格・条件(1,235件中)

普通自動車免許84%
車両系建設機械59%
移動式クレーン(小型を含む)28%
大型特殊自動車免許26%
玉掛け18%
中型自動車免許12%

車両系建設機械の技能講習は、現場で重機を動かすための資格です。大型特殊自動車免許は、ホイールローダーのようなタイヤ式の重機で公道を走るための免許で、役割が違います。

06 AREA

重機オペレーターの求人が多い地域

押すと、その地域の重機オペレーターの求人一覧に移ります。

出張手当に触れる重機オペレーターの求人は101件、寮に触れる求人は56件あります。遠くの現場に泊まりで行くことがあるかと、そのときの宿泊費の扱いは、応募前に確かめてください。

07 FIT

向いている人、合わないかもしれない人

向いている

  • 決まった深さや高さにそろえる細かい操作を、何度でも練習できる
  • 毎朝の点検や燃料の補給を、面倒がらずに続けられる
  • 周りの作業員や誘導員の合図を見て、手を止める判断ができる

合わないかもしれない

  • 年間休日120日以上は外せない(重機オペレーターの求人では25.4%)
  • 雨や雪で予定が変わる働き方が落ち着かない
  • 毎日同じ場所に通いたい(現場は工事ごとに変わる)

よくある質問

Q. 重機オペレーターは未経験からでもなれますか?

A. なれます。KENSETSU-Xの掲載求人にも、未経験に触れている重機オペレーターの求人があります。入社後は手元の作業や重機の誘導から入り、特別教育を受けて小さな重機に乗るところから始めます。機体重量3トン以上の重機は、技能講習を修了するまで運転できません。講習の費用を会社が持つかは、面接で聞いておくと、入社後の出費の見当がつきます。

Q. 重機を運転するには、どんな資格が要りますか?

A. 現場で重機を動かすには、機体重量3トン未満なら小型車両系建設機械の特別教育、3トン以上なら車両系建設機械の運転技能講習が要ります。クレーンで吊る作業には、移動式クレーンの技能講習や免許と、荷を掛け外しする玉掛け技能講習が要ります。どれも労働安全衛生法で決まっている資格です。

Q. 大型特殊自動車免許は必要ですか?

A. 現場の中で重機を動かすのに必要なのは、運転免許ではなく技能講習や特別教育です。大型特殊自動車免許は、ホイールローダーのようなタイヤ式の重機で公道を走るときに要る免許です。現場と現場の間を自走で移動する会社では条件になることがあるので、求人票の資格欄で確かめてください。

重機オペレーターの求人を、休日と給与で絞って見る

KENSETSU-Xには建設の求人だけが載っています。寮つきや未経験可でも絞り込めます。

出典

集計の方法:2026年10月5日時点でKENSETSU-Xに掲載中の求人のうち、職種が重機オペレーターの1,235件を集計。賃金は求人票に書かれた下限(月額)で、賞与・手当を含まない。年間休日は求人票の記載から日数を読み取れた1,194件。資格・条件の割合は、求人票の本文にその語が出てくる件数の割合。1日の流れは一般的な例で、特定の会社の実例ではない。

この記事の監修者

高谷 匠

高谷 匠

TAKATANI TAKUMI

TEAM-X株式会社 取締役COO/一般社団法人建設技能者転職支援協会 代表理事

新卒でリクルートに入社し、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を経て、2025年12月にTEAM-Xへ参画。会社全体の事業戦略と組織構築を統括している。

  • 厚生労働大臣許可「建設業務有料職業紹介事業」(許可番号 27-ケ-30001。制度創設から約20年で全国4団体、近畿の団体としては初)を運営する一般社団法人建設技能者転職支援協会の代表理事
  • TEAM-X株式会社 取締役COOとして、施工管理・職人の人材紹介から採用コンサルティング・RPOまでの事業戦略と組織構築を統括
  • 新卒でリクルートに入社後、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を歴任
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