
この記事でわかること
- 休日・残業のほかに逆質問で確かめたい、担当する工事・現場の体制・教育と資格・評価と昇給・転勤と出張の質問文と、答えの読み方
- 1人で何現場を持つかの答えは、建設業法の専任の決まりと並べると、どんな規模の工事が中心かの手がかりになる
- 採用担当が面接で見送る応募者の特徴と、避けたほうがよい聞き方の言い換え
面接の終わりに「何か質問はありますか」と聞かれる。用意していた「御社の強みは何ですか」を口にして、返ってきた答えにうなずいたまま面接が終わる。入社してから、1人で3つの現場を持つ会社だったと知る。この記事は、施工管理の面接を控えていて、逆質問で何を聞けばいいか決めかねている人に向けて書いています。
逆質問では、求人票に書かれていない入社後の働き方を聞きます。休日と残業のほかに確かめておきたいのは、担当する工事の種類と規模、現場の体制、教育と資格取得、評価と昇給、転勤と出張です。それぞれに質問文の例と、返ってきた答えから何が分かるかをまとめました。材料は、建設会社の採用担当から直接聞いてきた話です。
休日と残業の聞き方は、施工管理の面接で見られることと、休日・残業の聞き方で、求人票の数字を引いて実績を聞く例文と一緒に紹介しています。逆質問で「特にありません」と答えたり、条件の話から入ったりすると印象を下げやすい理由も、そちらで扱っています。この記事では、それ以外のことを扱います。
逆質問は入社後の仕事を確かめる時間。採用側も入社後のずれを気にしている
逆質問を、志望度を見せるための儀式と考える必要はありません。会社のほうも、入社後にずれが起きないかを面接で確かめています。
採用担当は、相場を確かめに来ただけの人を見分けている
横浜・川崎で民間のRC造を手がける地場ゼネコンの採用担当は、1次面接で見送るのは2つのタイプだと話していました。責任感が感じられない人と、売り手市場なので自分の相場を確かめに来ただけの人です。
同じ会社は、若い応募者がまず休みのことを聞いてくることも話していました。休みを聞かれたことを理由に見送るという話は出ませんでした。この会社は今後の見積もりをすべて4週8休の工程で出していて、休みを整えないと若い人が来ないと考えています。
見送りの理由になっていたのは、休みを聞いたことより、条件と相場だけを確かめに来たと受け取られることでした。担当する現場や体制を聞いたうえで休みも聞けば、働く前提で確かめていることが伝わります。
「全部行けます」と答えた人が、入社後に続かなかった
電気と設備のサブコンに施工管理を派遣している東京・大阪の会社は、面接で休日と夜勤の希望を細かく確かめています。以前、面接で「全部行けます」と答えた人が、入社後に休日や夜勤の条件に対応できなかったことがあったためです。
採用する側も、面接で聞きそびれたことが入社後のずれになると分かっています。受ける側が確かめずに入社すれば、同じずれが起きます。
目的ごとの質問の例
聞くことを目的ごとに分けると、どの答えが自分の判断に使えるかがはっきりします。
| 目的 | 質問の例 | 答えで分かること |
|---|---|---|
| 担当する工事 | 「いま動いている現場と、来年着工する現場を教えてください」 | 自分の経験がそのまま使える工事か |
| 現場の体制 | 「1つの現場は何人で、1人で何現場を持ちますか」 | 1人に仕事が集まる体制か |
| 教育と資格 | 「入社後の現場は、受けたい検定の実務経験として数えられますか」 | 資格を取れる配属か |
| 評価と昇給 | 「評価は誰が、何を見て決めますか」 | 給料が上がる理由を説明できる会社か |
| 転勤と出張 | 「直近3年で、施工管理の方の転居を伴う異動は何件ありましたか」 | 求人票の「転勤あり」の中身 |
全部を1回の面接で聞く必要はありません。面接の中で答えが出たものは外し、残りから2〜3問に絞ります。2回面接がある会社なら、現場の責任者が出る回に工事と体制を、役員が出る回に評価と転勤を聞くと、答えられる人に答えてもらえます。
担当する工事は、いま動いている現場と次に受ける現場で聞く
求人票の仕事内容には「建築施工管理」「電気工事の施工管理」としか書かれていないことがあります。同じ名前でも、手がける工事の種類が違えば、これまでの経験がそのまま使えるとは限りません。
同じ電気工事でも、手がけない工事がある
東京と大阪のほかに地方にも拠点を持つ電気工事会社は、ホテルやオフィスビル、カーディーラーといった建物の電気工事を手がけ、改修が多い会社です。携帯電話の基地局や鉄道の電気工事は手がけていないため、その経験の人とは合わないと採用担当は話していました。太陽光発電所の工事も、東京と大阪ではほとんどありません。
相場を確かめに来る人の話をしてくれた地場ゼネコンは、RC造が中心で、工期は1年ほどの工事を手がけています。この会社は、S造しか経験のない1級の人より、RC造を5年経験した2級の人を高く見ていました。5年あれば、着工から引き渡しまで3現場ほどを回しているからです。
「いま動いている現場」を聞くと、入社後の工事に近い答えが返る
「いま動いている現場と、来年着工する予定の現場を、用途と構造、金額の目安で教えていただけますか」
会社の施工実績には、何年も前の大きな現場が並んでいることがあります。いま動いている現場と次の現場を聞けば、入社後に担当する工事に近い答えが返ってきます。答えが自分の経験と同じ構造・同じ規模なら、入社してすぐに動きやすくなります。規模が大きく違うなら、自分がどの立場で入るかを続けて聞いてください。最初にどの規模の現場にどの立場で入るかを聞く例文は、休日・残業の記事に載せています。
「現場に出られなかった」で辞めた人がいる
転職の相談を受けた方のなかに、施工管理として入社したのに現場に出られず、短い期間で辞めた人がいました。なぜ現場に出られなかったのかまでは分かっていません。ただ、入社してすぐに担当できる現場があるかどうかは、その時期の会社の受注しだいです。
「入社した場合、最初の現場に出るのはいつごろになりそうですか」と聞いておくと、入社直後の数か月をどう過ごすかが分かります。受注が決まっている現場があれば、時期まで聞けます。
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現場の体制は、1つの現場の人数と、1人が持つ現場の数を聞く
年間休日が同じ会社でも、1人が抱える現場の数が違えば、忙しさは変わります。体制は求人票にほとんど書かれないので、面接で聞くしかありません。
1人で最初から最後まで受け持つ会社、チームで分ける会社
都内で建築工事を手がける従業員20名台の会社では、1つの工事を、1人の担当者が最初から完工まで通して受け持ちます。そのかわり物件を掛け持ちで走らせていないので、1件終わるとある程度休む時間が取れるそうです。採用担当は、分業の整った大手の出身者はこの働き方に面食らうことがあると話していました。
同じ会社の中で体制が違う例もあります。工事の種類の話で挙げた電気工事会社は、東京と大阪では準大手ゼネコンの大きな現場が多く、3〜4名のチームで分担して管理しています。地方の拠点は地場の建設会社との取引が中心で、1人で2〜3件を抱えることがあります。同じ会社でも、配属される拠点で負荷が変わることがあります。
RC造の地場ゼネコンは、正社員1名に派遣社員を組み合わせる体制の現場が多いと話していました。正社員が1人の現場では、社内で相談できる相手が現場にいないことになります。
人数と正社員の数、所長の下に入るかを聞く
「配属予定の現場は何人の体制で、そのうち正社員は何人ですか。1人で何現場を担当していますか」
「その現場の所長はどんな経歴の方で、私はその下に入る形でしょうか」
所長の下に入る配属なら、工程の組み方や発注者とのやりとりを近くで見られます。自分が現場のトップになる配属なら、相談相手は事務所か本社になります。
「1人で3〜4現場」なら、小さな工事を並行して回す働き方
人数と現場の数は、建設業法の決まりと並べると読み方が分かります。共同住宅や事務所、工場、学校など、多くの人が使う建物や公共の工事では、1件の請負代金が4,500万円(建築一式工事は9,000万円)以上になると、主任技術者や監理技術者を現場ごとに専任で置くことになっています(建設業法第26条第3項、施行令第27条)。
2024年12月13日からは、請負代金が1億円(建築一式工事は2億円)未満の工事に限り、現場の間の移動時間や連絡の体制、情報通信技術で現場の状況を確かめる仕組みといった条件を満たせば、2つの現場まで兼ねられるようになりました(建設業法第26条第3項・第4項、施行令第28条・第30条)。
専任が必要な規模の工事で、1人が主任技術者や監理技術者として3つの現場を受け持つことは、密接に関係する工事を同じ場所や近い場所で施工する場合などの例外を除いてできません。 「1人で3〜4現場」という答えが返ってきたら、1件の金額が小さい工事や、専任の決まりがかからない戸建て住宅のような工事が中心だと考えられます。小さな現場を並行して回す働き方が自分に合うかを、ここで考えておきます。
もう1つ、主任技術者として現場に置かれる立場ではなく、担当者として複数の現場を回る形のこともあります。「その現場には、私が主任技術者として入りますか」と続けて聞くと、どちらなのかが分かります。
教育と資格取得は、受験に必要な実務経験をその会社で積めるかを聞く
資格の支援は、求人票でよく見かける項目です。KENSETSU-Xの掲載求人のうち、求人票の項目が決まった形で入っているハローワーク求人38,147件から施工管理の12,145件を数えると、必要な免許・資格の欄に1級・2級の施工管理技士を挙げている求人が49.3%、本文に「資格取得」という語が入っている求人が31.3%でした(2026年10月23日時点)。
「資格取得」の語は、費用の補助を指すこともあれば、入社後に取ってほしいという希望を書いただけのこともあります。語があるかないかで、支援の中身は分かりません。
受験に必要な実務経験は、検定の種目に対応する工事に限られる
2024年度から、施工管理技術検定の第二次検定は、第一次検定に合格したあとの実務経験で受ける形になりました。2級なら、多くの種目で第一次検定の合格後に実務経験3年以上です。実務経験として数えられる工事は、原則として検定の種目に対応する業種の工事に限られます(国土交通省)。2028年度までは、以前の受検資格でも受けられます。
電気と設備のサブコンに施工管理を派遣している会社の採用担当は、派遣の会社では配属先がばらばらになりやすく、実務経験が積めずに資格が取れないことが多いと話していました。ほかの会社で7年施工管理をしていた人が、資格を持たないまま入社してきた例もあったそうです。この会社は配属先を電気か設備のどちらかに固定し、研修の2週目から国家資格の勉強に入り、試験の1か月前には終業後に勉強会を開いています。合格はおよそ7割だと話していました。
教える人がいるかで、入社後の1年が変わる
資格の前に、現場の仕事を教わる相手がいるかどうかも差になります。東京・大阪で解体の施工管理を採っている会社は、未経験で入った人を、10日間の学習のあと半年から1年のOJTで育てています。入社3年後の定着率は9割以上だと話していました。
反対に、若い人を入れても教える人が回らないため、1級を持つ即戦力を優先している会社もありました。教える人が足りない会社に未経験や経験の浅い人が入ると、最初の現場から1人で判断する場面が増えます。
受けたい検定の種目を名指しして聞く
「入社後に担当する現場は、2級電気工事施工管理の実務経験として数えられる工事ですか。第二次検定を受けられるまで何年くらいかかりそうですか」
「入社して最初の1年は、どなたについて、どんな仕事から始めることになりますか」
1つ目の答えで、受けたい資格に届く配属かどうかが分かります。「工事の種類は現場によります」という答えなら、どの業種の工事が何割かを続けて聞いてください。2つ目の答えで、教わる相手の名前や役職が出てくれば、育て方が決まっていると分かります。
費用の補助を受験料だけにするか講座の費用まで出すか、勉強の時間を業務時間内に取れるかといった支援の中身の確かめ方は、1級施工管理技士の転職で入社時の年収と見送られる理由で触れています。
評価と昇給は、何を見て決めるかと、上がった人の例を聞く
給料がどう上がるかは、会社の評価の決め方に左右されます。採用担当から聞いた評価の決め方は、会社によって大きく違いました。
| 評価の決め方 | 話を聞いた会社 |
|---|---|
| 数字で測る指標で評価し、年功序列をやめて成果に応じて昇格させる | 福岡を中心に首都圏・関西でRC造を手がける会社 |
| 目標を決めて達成度で見る(MBO) | 神奈川の新築住宅の会社(給与の決め方が見えにくい状態をなくすために導入) |
| 上司・同僚・部下など複数の人が評価する(360度評価) | 関西を中心に木造3階建ての共同住宅を手がける会社(協調性を重く見る) |
| 成果ではなく、身につけた技能の段階で評価する | 東京・大阪でユニットバスの施工管理を採る会社 |
| 売上のほかに、法令のテストや施工管理の手順、顧客満足度を賞与に反映する | 名古屋の店舗型のリフォーム会社 |
資格を持っているかどうかが昇給にどう結びつくかも、会社で違います。東京の多摩地区で注文住宅を手がける会社では、資格がないと昇進と昇給が頭打ちになると話していました。
評価する人と項目、中途で上がった人の例が出てくるか
「施工管理の評価は、どなたが、どんな項目で決めていますか。評価が給与に反映されるのは年に何回ですか」
「中途で入った方で、入社後に役職や給与が上がった方の例を教えていただけますか」
1つ目は、評価する人と項目が具体的に出てくるかを聞いています。「社長が決めています」とだけ返ってきたら、評価の基準を文書にしていない会社かもしれません。社長が社員一人ひとりを見て決めている会社もあるので、それだけで悪い会社とは言えません。社長が現場のどこを見て給料を決めているのかを、続けて聞いてください。
2つ目は、制度が動いているかを確かめる質問です。何年目に何の役職になったかという例が出てくれば、中途で入った人にも制度が使われていると分かります。
入社時の役職や年収は、前の会社ではなく入る会社の基準で決まりやすく、その確かめ方はゼネコン転職の目安と、中途の役職と年収で扱っています。逆質問では、入社したあとに上がる仕組みのほうを聞きます。
転勤と出張は、求人票の「あり・なし」より直近の実績を聞く
2024年4月から、会社は募集のときに「就業場所の変更の範囲」と「従事すべき業務の変更の範囲」を示すことになりました。入社直後だけでなく、将来の配置転換の見込みまで含めた範囲です(厚生労働省)。転勤の可能性がある地域は、求人票のこの欄で確かめられます。
ただ、範囲は「起こりうること」を書いた欄です。どれくらいの頻度で起きているかまでは書かれません。
「転勤あり」でも、異動がほとんどない会社がある
工事の種類の話で挙げた電気工事会社は、拠点が複数あるので求人票には転勤ありと書いています。採用担当によると、地元で採って地元で働くのが基本で、頻繁な異動はないそうです。同業の大手では30代後半から転勤が増えるので、そこを避けたい人には合うと話していました。
反対に、転勤を前提にしている会社もあります。いくつかの県に拠点を持つ設備のサブコンは地域限定の採用枠がなく、転勤できることを採用の条件にしています。首都圏を中心に住宅を手がける会社のように、全国転勤・エリア内の転勤・転勤なしの3つのコースから選べる会社もあります。この会社では、コースで変わるのは賞与だけだそうです。
件数で聞けば、「転勤あり」の中身が分かる
「直近3年で、施工管理の方が転居を伴う異動をした例は何件ありますか。異動の前には、本人の希望を聞く場がありますか」
件数で答えが返ってくれば、求人票の「転勤あり」がどのくらい起きているかが分かります。異動の前に希望を聞く面談があるかどうかで、家族の事情を伝える機会があるかも分かります。
出張は転勤と別に聞いてください。転勤がない会社でも、半年から1年の出張が続くことがあります。出張の長さや宿泊先の費用、手当まで確かめる聞き方は、施工管理の求人票の見方にまとめています。
避けたいのは、調べれば分かることと、はいで終わる聞き方
逆質問で印象を下げやすいのは、聞く中身より聞き方です。次の表の左の聞き方は、右のように言い換えられます。
| 避けたい聞き方 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 「御社の強みは何ですか」 | 「施工実績を拝見しました。いま受注が増えている工事の種類を教えてください」 |
| 「教育制度はありますか」 | 「入社して最初の1年は、どなたについて、どんな仕事から始めますか」 |
| 「1人で何現場も持つことはありますか」 | 「配属予定の現場は何人の体制で、1人で何現場を担当していますか」 |
| 「転勤はありますか」 | 「直近3年で、転居を伴う異動は何件ありましたか」 |
| 「給料はどのくらい上がりますか」 | 「中途で入った方で、入社後に給与が上がった方の例を教えてください」 |
左の聞き方は、会社のサイトを見れば分かることか、はいかいいえで終わること、または答えの幅が広すぎてほかの会社と比べられないことを聞いています。右のように、自分が働く場面に引き寄せて数や例を聞けば、判断に使える答えが返ってきます。
まとめ
休日と残業のほかに、逆質問で確かめておきたいことは次のとおりです。
- 担当する工事は、いま動いている現場と次の現場を、用途・構造・金額で聞く
- 現場の体制は、人数と1人が持つ現場の数を聞き、建設業法の専任の決まりと並べて読む
- 教育と資格は、受けたい検定の実務経験として数えられる工事かと、最初の1年に誰につくかを聞く
- 評価と昇給は、誰が何の項目で決めるかと、中途で入った人が上がった例を聞く
- 転勤と出張は、求人票の変更の範囲を見たうえで、直近の件数を聞く
採用担当が見ているのは、仕事の中身を聞いたうえで条件も確かめているかです。休日と残業も、これらと並べて聞いて構いません。
答えを比べるには、受ける会社と同じ工種・勤務地の求人を並べておくと、どこが違うのかが見えます。KENSETSU-Xでは施工管理の求人を工種と勤務地で絞り込めるので、面接の前に比べる相手を決めておいてください。
よくある質問
Q. 逆質問はいくつ用意しておけばいいですか
A. この記事で挙げた目的ごとに1問ずつ用意しておくと、面接の中で答えが出たものを外しても、聞ける質問が手元に残ります。予定していた質問を全部聞くより、面接で聞いた話を受けて「さきほどの◯◯の現場は、何人の体制ですか」と1問つなげるほうが、話を聞いていたことが伝わります。
Q. 1次面接で聞いたことを、最終面接でもう一度聞いてもいいですか
A. 同じ質問を繰り返すより、相手に合わせて聞き方を変えます。1次は採用担当と工事部門の責任者、2次は役員と社長というように、回ごとに面接官が変わる会社もあります。1次で現場の体制を聞いたなら、最終では「1次で◯名体制と伺いました。今後、正社員を増やしていく予定はありますか」と、会社の方針を聞く形にすると、前の回の答えを踏まえていることも伝わります。
Q. 未経験で施工管理に応募する場合も、同じ質問をしていいですか
A. 未経験なら、教育と資格の質問を中心にしてください。「入社して最初の1年は、どなたについて、どんな仕事から始めますか」「2級の第二次検定を受けられるまで、何年くらいかかりそうですか」の2問で、育て方が決まっているかと、資格に届く配属かが分かります。工事の規模や評価の質問は、経験がないうちは答えを比べる材料が少ないので、優先度を下げて構いません。
Q. 質問しても、はっきりした答えが返ってこなかったらどうすればいいですか
A. その場で何度も聞き直す必要はありません。答えが出ないこと自体が、まだ決まっていない、または面接官が把握していないという情報になります。内定のあとの条件の面談で改めて聞くか、転職エージェント経由なら担当者から会社に確かめてもらえます。転勤については、内定のときに受け取る労働条件通知書にも就業場所の変更の範囲が書かれるので、求人票と並べて確かめてください。
出典
- 厚生労働省 令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます
- 厚生労働省 求職者の皆さま 企業から受ける労働条件明示のルールが変わります(リーフレット)
- 建設業法(第26条)
- 建設業法施行令(第27条・第28条・第30条)
- 国土交通省 監理技術者等の専任義務の合理化・営業所技術者等の職務の特例
- 国土交通省 令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります
- KENSETSU-X 掲載求人の集計(2026年10月23日時点。掲載求人39,752件のうち、求人票の項目が決まった形で入っているハローワーク求人38,147件。そのうち施工管理の12,145件で、必要な免許・資格の欄に1級・2級の施工管理技士がある5,987件、本文に「資格取得」の語がある3,801件)
この記事の監修者

高谷 匠
TAKATANI TAKUMI
高谷 匠
TAKATANI TAKUMI
TEAM-X株式会社 取締役COO/一般社団法人建設技能者転職支援協会 代表理事
新卒でリクルートに入社し、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を経て、2025年12月にTEAM-Xへ参画。会社全体の事業戦略と組織構築を統括している。
- 厚生労働大臣許可「建設業務有料職業紹介事業」(許可番号 27-ケ-30001。制度創設から約20年で全国4団体、近畿の団体としては初)を運営する一般社団法人建設技能者転職支援協会の代表理事
- TEAM-X株式会社 取締役COOとして、施工管理・職人の人材紹介から採用コンサルティング・RPOまでの事業戦略と組織構築を統括
- 新卒でリクルートに入社後、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を歴任
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