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建設の日給月給とは|雨の日・年末年始の給料と、求人票の月給換算の読み方

公開 2026.10.27

監修者 高谷 匠

執筆:KENSETSU-X編集部監修:高谷 匠
記事の内容は、職業紹介の担当者が確認しています。

建設の日給月給とは|雨の日・年末年始の給料と、求人票の月給換算の読み方

この記事でわかること

  • 「日給月給」は、日給を月にまとめて払う形と、月額から休んだ日を引く形の2つの意味で使われ、雨で現場が止まった日に給料が減るかを聞くと、どちらの形に近いかが分かる
  • KENSETSU-Xの掲載求人で賃金形態が日給の割合は、躯体系の職人で47.6%、仕上げ系の職人で33.9%、施工管理で2.2%
  • 求人票の月額は日給×月平均労働日数の換算なので、雨の日・年末年始・有給休暇の日の扱いは面接と労働条件通知書で確かめる

職人の求人票を開くと、給与の欄に「日給13,000円〜」や「日給月給」と書いてある。月給の求人と並べたとき、雨が続いた月や正月の月にいくら入るのかが分からない。そこで手が止まっている人に向けた記事です。

先に答えを書きます。建設の現場で「日給月給」と言うときは、1日いくらで計算した給料を、月に1回まとめて払う形を指していることがよくあります。この意味なら、雨で現場が止まった日や、年末年始で休みが続く月は、出た日数が減った分だけ給料も減ります。

ところが、以前のハローワークの記入例では、日給月給を「月額が決められ、欠勤した場合は日割計算で賃金を控除」するものとしていました。こちらは月給に近い形で、雨の日に減るとは限りません。今のハローワークの求人票には日給月給という区分がなく、この形の求人は「月給」の区分で出されます。同じ言葉でも、どちらの意味かで毎月の受け取る額が変わります。求人票で見かけたら、「雨で現場が止まった日に給料は減りますか」と聞いてください。

この記事では、KENSETSU-Xの掲載求人38,147件で、賃金形態が日給か月給かを職種ごとに数えました。そのうえで、雨の日・年末年始・有給休暇の日に給料がどうなるかを法律の原文に沿って整理し、求人票の「賃金形態」欄と月額換算の読み方、日給の求人で応募の前に確かめることをまとめています。

日給月給は2つの意味で使われる。雨の日に給料が減るかで見分ける

求人票で使う言葉と、現場で使う言葉がずれています。

ハローワークの区分に「日給月給」はない

ハローワークの求人では、賃金形態を「月給」「日給」「時給」「年俸制」「その他」から選びます。日給は「日額を決めて、勤務日数に応じて支給」するもので、月給は「月額が決められて支給」するものです(ハローワークの求人申込書の書き方)。日給月給という選択肢はありません。

以前の記入例には、日給月給という区分がありました。月額が決まっていて、欠勤した日を日割りで引く形です。今の申込書の手引きでは、月給の求人で欠勤した日に賃金を差し引く場合は、そのことを補足事項の欄に具体的に書くよう求めています。人事の言葉でいう日給月給は、今のハローワークの区分では「月給」に入ります。

建設の現場では、日給を月払いにした形を指すことが多い

建設の現場には、もう一つの使い方があります。職人の紹介に携わってきたKENSETSU-Xの担当者は、日給月給を「職人は出面(でづら。現場に出た日数)で稼ぐ」という働き方の名残だと説明しています。1日いくらで数えて、月末にまとめて払う。呼び方に「月給」が入っていても、中身は日給です。

呼び方 給料の決まり方 雨で現場が止まった日
日給 日額×出た日数 その日の日給は出ない
日給月給(現場での使い方) 日額×出た日数を、月1回まとめて払う 日給と同じ
日給月給(人事での使い方) 月額から、欠勤した日を日割りで引く 会社の決め方による
月給(欠勤しても引かない) 月額が決まっている 月額のまま

求人票で「日給月給」を見たら、「雨で現場が止まった日は、給料が減りますか」と聞いてください。減ると答えが返ってきたら、給料の動き方は日給と同じです。呼び方が「月給」でも、出られる日数でその月の額を見積もります。

日給の求人は職種で偏る。躯体系の職人は47.6%が日給

全体の数字だけを見ると、日給の求人は少なく見えます。ところが職種で分けると、日給の求人が半数近くを占める職種もあります。

全体では月給が77.9%。施工管理の多さで日給が薄まる

KENSETSU-Xの掲載求人のうち、求人票の賃金形態の欄が入っているハローワーク求人38,147件(2026年10月23日時点)を数えました。月給が77.9%、日給が17.3%、時給が3.6%です。この中には、ほぼ月給の施工管理(12,145件)や設計などが多く含まれています。職種グループごとに分けると、偏りがはっきりします。

職種グループ(件数) 日給 月給
躯体系職人(2,910件) 47.6% 49.4%
土木・基礎系(7,940件) 36.6% 59.3%
仕上げ系職人(1,917件) 33.9% 64.3%
設備系職人(5,640件) 13.8% 82.8%
施工管理(12,145件) 2.2% 93.9%

鳶や型枠大工、鉄筋工が入る躯体系は、日給と月給がほぼ半々です。躯体系・仕上げ系・設備系・土木・基礎系の4つを合わせた職人の求人18,407件では、日給は約31%です(4グループの件数と割合から計算)。

解体工・鳶・型枠大工は、日給の求人が半数を上回る

求人が100件以上ある職種で見ると、日給の求人が半数を上回るのは解体工(56.3%)、鳶(51.4%)、型枠大工(50.8%)の3つでした。左官(45.4%)と塗装工(45.2%)も半数に近く、土工・軽作業は39.5%、大工は33.9%です。

反対に、電気工事士は11.1%、配管工は20.4%、内装仕上げ工は22.0%でした。設備と内装は月給が中心です。

職種ごとの仕事内容や休日の目安は、職種図鑑にまとめています。たとえば鳶なら鳶の仕事内容のページです。図鑑の給与の欄にある日給の割合は、求人の本文に「日給」という語が入っているかで数えたものです。この記事は賃金形態の欄で数えています。数え方が違うので、同じ職種でも割合は一致しません。

割合は求人の件数で数えている。「月給」にも休むと引く会社がある

読むときの注意が2つあります。まず、割合は求人の件数に対するもので、会社の数ではありません。1社が複数の求人を出していることもあります。

もう一つは、ここでいう月給が、求人票の賃金形態の欄で「月給」を選んだ求人だという点です。前の章のとおり、欠勤した日を日割りで引く会社も「月給」に入ります。月給の求人がすべて、休んでも減らない給料だとは限りません。

求人票のどこかに「日給月給」という語が書かれた求人は、全体で1.7%でした。多くの会社は、賃金形態の欄で日給か月給かを選んでいるだけです。言葉を探すより、賃金形態の欄を見るほうが確かです。

日給の会社が休みを増やしにくい理由

職人の求人の年間休日は105日前後が多い、とKENSETSU-Xの担当者は見ています。日給で動く会社では、休みを増やすとそのまま職人の給料が減ります。そのため、休日を増やしきれない会社が多いという見方です。

一方で、長い連休や雨の月に収入が下がることから、月給に切り替える会社も出てきています。大手の現場で土日休みや4週8休が広がり、出た日数で稼ぐ働き方そのものが難しくなってきたことも背景にある、と担当者は話しています。

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雨の日・年末年始・有給休暇の日。日給と月給で給料はこう変わる

日給の人の給料は、その月に出た日数で決まります。休んだ理由が雨か、会社の休日か、有給休暇かで、給料の扱いは変わります。

場面 日給(日給月給を含む) 月給(欠勤しても引かない)
雨で現場が止まった日 その日の日給は出ない。休業手当が出る場合もある 月額のまま
年末年始・お盆の月 出る日が少ない分だけ減る 月額のまま
有給休暇の日 給料が出る。額は会社の決め方による 月額のまま

雨で現場が止まった日は、日給ならその日の分が出ない

日給は勤務日数に応じて払う形なので、現場が止まって働かなかった日の日給は出ません。日給15,000円で、雨で3日止まったとします。ほかの日に取り戻せなければ、その月は4万5,000円少なくなります。

ただし、労働基準法第26条は、使用者の責に帰すべき事由で休業させた場合、休業期間中に平均賃金の60%以上の手当(休業手当)を払うよう定めています。会社の都合で、仕事のある日に休ませたのなら、日給の人にもこの手当を払う必要があります。

雨で止まった日がこれに当たるかは、条文には書かれていません。厚生労働省は災害時のQ&Aで、天災事変などの不可抗力による休業は使用者の責に帰すべき事由に当たらないとしています。不可抗力と言えるのは、原因が事業の外から起きたことと、事業主が通常の経営者として最大の注意を尽くしても避けられなかったことの、2つを満たす場合です。

一方で同じQ&Aは、事業場の施設が直接の被害を受けていない休業は、原則として使用者の責に帰すべき事由に当たるとしています。先の2つの要件を満たす場合だけが例外です。その判断には、ほかに手段がなかったかや、休業を避けるためにどんな努力をしたかも加わります。どちらも地震の被害を想定した答えです。雨で現場が止まった日をどう扱うかは、このQ&Aには書かれていません。

だから入社前には、会社の運用を聞きます。雨の日の扱いは、会社によって次のように分かれます。

  • その日は休みになり、日給は出ない
  • 休みの予定だった土曜などと入れ替えて、別の日に出勤する
  • 倉庫や加工場での作業に回る
  • 休業手当を払う

千葉の舗装会社では、土曜に現場へ出た施工管理が、雨で現場が休みになった日に代休を取る運用をしていました。職人ではなく施工管理の例ですが、雨の日を別の休みと入れ替える形の一つです。

休業手当が出る場合も、日給1日分にはなりません。平均賃金は、直前3か月の賃金の総額を、その期間の暦の日数で割った額です。日給の人には下限があり、総額を働いた日数で割った額の60%を下回ってはいけません(労働基準法第12条)。

計算例です。日給15,000円で、直前3か月(92日)のうち65日働いた人なら、総額は97万5,000円です。92日で割った平均賃金は約10,598円で、働いた日数で割る下限(97万5,000円÷65日×60%=9,000円)より高いので、こちらを使います。休業手当はその60%以上なので、最低で約6,359円。日給の4割ほどです。

年末年始やお盆の月は、出る日が少ない分だけ減る

年末年始やお盆、ゴールデンウィークは会社の休日です。日給の人は、休日が多い月ほど出る日が減り、その月の給料も下がります。月給なら、月額は変わりません。

日給15,000円で、ふだんは月22日出ている人が、年末年始の休みで17日しか出られなかったとします。その月は25万5,000円で、ふだんの33万円より7万5,000円少なくなります。締め日によって、減るのが12月分か1月分かは変わります。

年間で見れば、休日の多い月があることは年収に織り込み済みです。困るのは、少ない月の生活費をどう回すかのほうです。日給の会社に入るなら、年末年始の月にいくら入るかを先に聞いておくと、家計の計画が立ちます。

有給休暇の日は、日給の人にも給料が出る

年次有給休暇は、日給の人にもあります。雇われてから6か月続けて働き、決められた労働日の8割以上出勤すれば、10日が与えられます(労働基準法第39条)。日給か月給かで、この条件は変わりません。

有給の日に払う額は、会社が就業規則で決めます。選べるのは、平均賃金、所定労働時間働いたときの通常の賃金、労使協定を結んだ場合の健康保険の標準報酬月額の30分の1、の3つです(同条第9項)。日給で働く人の場合、通常の賃金はその日給の額になります(労働基準法施行規則第25条)。

先ほどの例でいえば、通常の賃金なら15,000円、平均賃金なら約10,598円で、有給1日あたり4,000円ほど違います。有給の日にいくら出るかは、休みを取りやすいかどうかにも関わります。面接か、内定のあとに聞いておいてください。

求人票の月額は「日給×月平均労働日数」。年間休日と並べて読む

日給の求人も、求人票には月額が書かれています。この月額がどう出てきた数字かを知っておくと、月給の求人と並べて比べられます。

日給の求人の月額は、決められた日に全部出た場合の換算

ハローワークのフルタイムの求人では、日給でも基本給の欄に月額を書きます。標準的な月の出勤日数で月額に換算し、日給の額は別の欄に書き、月平均労働日数も小数点第1位まで書く決まりです(愛知労働局のハローワーク「求人申込書の書き方」)。月平均労働日数は(365−年間休日数)÷12で出します(ハローワーク札幌などの「求人申込書(高卒)の書き方」2026年5月版)。

日給15,000円で、年間休日だけを変えて計算すると、次のようになります。

年間休日 月平均労働日数 月額の換算(日給15,000円)
85日 約23.3日 約35万円
105日 約21.7日 約32.5万円
120日 約20.4日 約30.6万円

同じ日給でも、年間休日が85日の会社は、105日の会社より月額が約2万5,000円高く見えます。1日あたりの給料は同じです。休みが20日少ない分、月額が上がって見えているだけです。日給の求人を月給の求人と比べるときは、月額だけでなく、日給の額と年間休日を並べて見てください。

注意点がもう一つあります。この月額は、決められた出勤日に全部出た場合の数字です。雨で止まった日や、自分の都合で休んだ日は入っていません。年に何日くらい雨で止まるかは、工種や地域、その年の天気で変わります。求人票からは分からないので、次の章の質問で聞きます。

賃金形態の欄から順に、5つの欄を見る

日給か月給かが分かったら、ほかの欄と合わせて読みます。

欄 見ること
賃金形態 月給か日給か。日給なら下の4つを必ず見る
基本給(月額) 日給の求人では換算した額。日給の額と月平均労働日数も確かめる
年間休日・休日 日数と、土曜・祝日が休みか
補足事項・特記事項 欠勤した日を引くか、雨の日の扱い、「日給月給」の書き方
固定残業代 月額に含まれる残業代の時間数と金額

月給の求人で補足事項に「欠勤控除あり」などとあれば、休んだ日は日割りで引かれます。雨で現場が止まった日も引かれるのかは、書かれていないことが多いので聞いてください。

固定残業代の読み方は、施工管理のみなし残業の記事で扱っています。職人の求人でも、固定残業代の欄の読み方は同じです。

日給だから悪いとは限らない。応募の前に確かめる5つのこと

日給の求人は避けたい。そう考える人は少なくありません。KENSETSU-Xが2026年10月に、建設業で働いたことがない20〜40代の400人に行ったアンケートでは、求人に「給料が日給制(雨で休みになった日などは給料が出ない)」と書いてあったら応募をやめる、と答えた人が32.0%いました(KENSETSU-X調べ)。12の選択肢のうちで最も多い答えです。転職の意向がある190人に限ると、38.9%になります。

年収以外で仕事選びに重視することでも、「月給制である(日給ではない)」を27.0%が選んでいます。建設業の外から見ると、日給は収入が読めない働き方に映っています。

日給の額が高ければ、月給の求人より多くなることもある

ただ、条件で劣るとは限りません。日給の額が高く、出られる日数が多ければ、月給の求人より受け取る額が多くなります。

職人の紹介に携わってきたKENSETSU-Xの担当者は、日当で働く職人には、早く仕事を終わらせて早く帰りたいと考える人が多いと話しています。現場に直行直帰でき、出た分がそのまま給料になる働き方を選んでいる経験者もいます。30代以上の経験者には日給月給で働いてきた人が多く、年収より月の額で求人を比べる人が多い、というのも担当者の見方です。

その一方で、有給休暇も福利厚生もほとんどない会社で働いてきた職人には、月給制や賞与があるだけで喜ばれることがある、と担当者は話しています。どちらが合うかは、出られる日数と、休みや収入の安定をどこまで求めるかで変わります。比べる材料をそろえるために、次の5つを聞いてください。

1. 去年の月平均の出勤日数と、少なかった月の日数

日給×出勤日数が、その月の支給額の目安になります。求人票の月平均労働日数は、予定の数字です。聞くのは去年の実績です。

「去年、職人さんは月に平均何日くらい現場に出ていましたか。いちばん少なかった月は何日でしたか」

答えがすぐに出てこない会社でも、給与の締めで出勤日数は数えているはずです。後日でいいので教えてほしい、と頼んでかまいません。

2. 雨で現場が止まった日の扱い

扱いは会社ごとに違います。休みになるのか、別の日に入れ替えるのか、倉庫や加工場の作業に回るのかを聞いておくと、雨の多い月の支給額が見えてきます。

「雨で現場が中止になった日は、休みになりますか。その日の給料はどうなりますか。ほかの日に出勤して取り戻すことはありますか」

3. 年末年始とお盆の休みの日数と、その月の支給額

「年末年始とお盆は、それぞれ何日休みですか。その月の給料は、ふだんの月よりどのくらい少なくなりますか」

金額で答えてもらえれば、そのまま家計の計画に使えます。日数だけの答えなら、日給をかけて自分で計算します。

4. 有給休暇の日に、いくら出るか

「有給休暇の日の給料は、日給1日分ですか、それとも平均賃金で計算しますか」

平均賃金で計算する会社なら、有給の日の額は日給より少なくなります。

5. 月給に変わる時期や条件があるか

見習いの間だけ日給で、一人前になったら月給に変わる会社もあります。

「入社したあと、月給に変わる時期や条件はありますか。変わった人は、入社から何か月くらいでしたか」

聞いた内容は、労働条件通知書で確かめる

面接で聞いた内容は、内定のあとに書面で確かめます。会社は労働契約を結ぶときに、賃金や労働時間などの条件を明示しなければなりません(労働基準法第15条)。明示する事項には、賃金の決め方・計算の方法・支払いの方法が入っています(労働基準法施行規則第5条)。明示された条件が事実と違っていれば、働く側はすぐに契約を解除できます。

労働条件通知書で、賃金が日給か月給か、日額か月額か、欠勤した日をどう計算するかが、面接で聞いた話と同じかを見てください。違っていたら、入社の返事をする前に聞きます。

日給か月給かのほかに、寮の条件や現場への行き方、休みの曜日で職人の会社を比べる方法は、職人の転職は会社選びからで扱っています。

まとめ

建設の現場で「日給月給」と言うときは、日給を月にまとめて払う形を指していることがよくあります。この意味なら、雨で現場が止まった日や年末年始の月は、出た日数が減った分だけ給料も減ります。ハローワークの区分では、月額から欠勤した日を引く形も「月給」に入るので、求人票の言葉だけでは判断できません。雨の日に給料が減るかを聞けば、どちらかが分かります。

KENSETSU-Xの掲載求人では、賃金形態が日給の求人は躯体系の職人で47.6%、土木・基礎系で36.6%、仕上げ系で33.9%でした。解体工・鳶・型枠大工は半数を上回ります。

日給の求人の月額は、日給×月平均労働日数で換算した数字です。年間休日が少ないほど高く見え、雨で止まった日は入っていません。月給の求人と比べるときは、日給の額と年間休日、去年の出勤日数を並べてください。

雨の日の給料、年末年始の月の支給額、有給休暇の日の額、月給に変わる条件は、面接で聞いて労働条件通知書で確かめます。日給だから外すのではなく、出られる日数で年収を計算してから決めても遅くありません。

KENSETSU-Xでは、職人の求人を職種と勤務地で絞り込めます。気になる職種の求人を2〜3件開き、賃金形態と日給の額、年間休日を書き出して並べてみてください。会員登録をしておくと企業からのスカウトを受け取れるので、スカウトの求人も同じ書き出し方で比べられます。

よくある質問

Q. 日給月給の会社で、雨で休みになった日に休業手当はもらえますか

A. 会社の都合で仕事のある日に休ませた場合、日給の人にも平均賃金の60%以上の休業手当を払う必要があります(労働基準法第26条)。雨で現場が止まった日が会社の都合に当たるかは、条文には書かれておらず、厚生労働省の災害時のQ&Aにも雨の日の扱いは書かれていません。入社前に雨の日の扱いを聞き、就業規則や労働条件通知書でも確かめてください。入社後に、払われるはずの手当が出ていないと思ったときは、勤務先を管轄する労働基準監督署に相談できます。

Q. 見習いの間だけ日給で、あとから月給になる求人は、どう見ればいいですか

A. 月給に変わる時期と条件、変わったあとの月額を面接で聞き、労働条件通知書でも確かめます。「一人前になったら」のように時期がはっきりしない場合は、去年入った人が何か月で月給になったかを聞くと目安になります。先ほどのアンケートでは、「見習い期間があり、その間の給料が低い」を応募をやめる理由に挙げた人が23.3%いました。見習いの期間と額が書面で分かれば、比べる材料になります。

Q. 日給の会社から月給の会社に移ると、年収は下がりますか

A. 出ていた日数しだいです。日給×去年の実際の出勤日数×12か月と、月給×12か月+賞与を比べます。たとえば日給15,000円で月平均20日出ていた人は年360万円です。月給28万円で賞与が年2か月分の会社なら392万円で、月給のほうが多くなります。月平均23日出ていた人なら日給で414万円になり、日給のほうが多くなります。月給の額に固定残業代が含まれていないかも合わせて見てください。

出典

この記事の監修者

高谷 匠

高谷 匠

TAKATANI TAKUMI

TEAM-X株式会社 取締役COO/一般社団法人建設技能者転職支援協会 代表理事

新卒でリクルートに入社し、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を経て、2025年12月にTEAM-Xへ参画。会社全体の事業戦略と組織構築を統括している。

  • 厚生労働大臣許可「建設業務有料職業紹介事業」(許可番号 27-ケ-30001。制度創設から約20年で全国4団体、近畿の団体としては初)を運営する一般社団法人建設技能者転職支援協会の代表理事
  • TEAM-X株式会社 取締役COOとして、施工管理・職人の人材紹介から採用コンサルティング・RPOまでの事業戦略と組織構築を統括
  • 新卒でリクルートに入社後、採用コンサルティング会社HeaRのCOO、アイ・グリッド・ソリューションズのEV事業責任者を歴任
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